NHKスペシャル「日本の、これから」
溶けるような暑さですが、今日は意外と湿度は
低いように感じます。さて、以前にNHKスペシャル「日本の、これから」へ
Web投稿したことがありまして、地方の衰退の時の一番最後にコメントを発
表してもらったことがありました。その内容等をご紹介させて頂きます。
(地域再生等にご興味のある方はぜひぜひ☆)
Technorati Tags: 成果主義, 島スタイル, 働き方, NHK, 日本のこれから, 地方自治体, 地域再生, 道州制, 地域経営, 住民参加, 地方衰退, 市町村合併, ふるさと納税, 周防大島, 国土形成, 公共事業
<ふるさと納税についてどう思うか>
ふるさと納税は地域間格差を是正するための良い仕組みだと思うが、政策立案能力の低い議会や行政では、せっかくの気持ちとお金が水の泡になりかねない。そのためにも、町行政に地域再生官僚の出向等による、行政のレベルアップが田舎と呼ばれる地域では必要だと思う。僕が暮らす山口県周防大島町も。
<地方衰退についてどう思うか>
それぞれの地域で様々な原因があるかと思いますが、これから最も必要なのは地域に暮らす住民が、その地域課題の解決を、主体的にアクションし続けることだと思います。地域間格差が広がる田舎にこそ、社会起業的な成功モデルがたくさん必要なはず。地域に暮らす人は、その地域が衰退することが、日本の魅力のひとつを失うことだというグローカルな意識も持ってほしい。
<暮らす地方自治体へ希望すること>
自主財源を増やすための知恵を絞り挑戦して頂きたいです。僕の島は本州と架橋されているので離島よりも人口流出が激しく50年で人口は3分の1になっています。若い人材の島外への流出は、その後、島にUターンし新たな技術を輸入するのであれば良いこととも言えます。生まれ育った島が好きだから、島を元気にするために、自分の好きなことを島で仕事にしようとチャレンジする若者を、島に増やすことが僕のひとつの使命です。
<これからの公共事業について>
僕の父は大野工業という島の土建屋の社長です。公共事業のおかげで僕は大学へ進学できたと言えます。島の海岸線を走る100kmの国道と県道、オレンジロードという広域農道の整備は、ほぼ完了しました。これからは台風災害がない限り大きな公共事業はないでしょう。この状況は、全国のどの島より、どの高齢過疎地域より公共事業をやりつくし、下水道以外は完璧に近いインフラ整備ができています。だからこそ、これからは島の景観・自然・食という「ソフト」を事業化していく段階です。僕は死ぬまでに周防大島で、何個の島ビジネスを立ち上げることができるか。それが僕のもうひとつの使命です。
<市町村合併から道州制について>
道州制による県境を越えた地域連携が必要だと思います。実際に、周防大島は愛媛県との県境で、僕が小学生の頃はフェリーに乗り松山市へ買い物へ行っていました。僕の祖母は伊予かすりを紡げます。それと、5月GWに大阪南港インテックス大阪で開かれた、しまづくりキャラバンに出展した際に、松山市さんと親睦を深め、松山市長の公約のひとつ「島博」を県境を越え開催できる可能性を探りつつあります。
<一極集中の国土形成について>
ファッション、ビジネス、文化等が東京にて進化し、世界の中で日本を牽引することは良いことだと感じています。ただ、これからのスタンダードは、地域から出た若者が東京で修行し、自分の地域に鮭のように帰ることがかっこいい生き方。ということを、風土にしたいと思っています。
<地域再生のアイディア>
絶滅危惧種のレッドデータブックを作成し共有し、全世界で保護しようという考え方が当たり前のように、高齢少子化過疎地域のレッドビレッジデータブックを作成し共有し日本全体の課題として再生しようという考え方が当たり前の世の中をつくりたい。
<地域経営への住民参加について>
政策立案能力と実践が伴う地域の政治家には高い報酬を、自治体経営の企画立案能力の高い地域住民は、町長特命プロジェクトチームで報酬を得ながら仕事を。攻めの自治体経営なくして地域再生はあり得ないと思います。これまで議会と行政が決めていた地方自治に関して、例えば自治体の自主財源の数パーセントを、地域住民の事業提案により使えるような仕組みがあれば僕は積極的に提案します。
<暮らしている地域について>
周防大島に生まれ育ち、周防大島の人々を愛する僕は、周防大島を「日本一元気で、日本一新陳代謝が実践され、 町づくりを志す全ての日本人が一度は行きたくなる島。」へを実現するためです。島にブランドを島人に誇りと品格を。
<働き方>
大野工業株式会社にて、島スタイル事業部を立ち上げさせてもらい、一人事業部にてプロデューサーとして「地域ICT応援パック」の立ち上げ中。
<あなたは、近年「働き方」が変わったと実感することはありますか?ある場合、最も大きく変わったのは、次のうちどれに関係することですか?>
就労感の二極化
フリーターや派遣、契約社員等の非正規雇用が増加しているなど、全国的(特に都市部)に就労環境が変化していると感じていますが、それ以上に肌身で感じているのは、つながりのある20代30代は「これから10年後も本当に今の働き方でいいの?」と懐疑的で、チャンスがあらば東京などの都市から、故郷の山口県周防大島へUターンしようと日々考えていることです。実際に、毎年、数人ですが20代30代の若い世代が島にUターンし、建築設計・カフェ・バー・エステ・パン屋・ジャム屋・観光ポータルサイト運営などで自営業を起業的に始めています。全国的にフリーターやニートが増える一方、自分らしい働き方を模索しステージ変えながらジャンプアップしている若い世代も、全国に散在しているのではないでしょうか。
<労働時間に対して、あなたは自分の給料をどう思いますか?>
一週間で80時間程度働いていますが給料は20万円前後です。時給換算すると625円程度で最低賃金に近いです。ですが、起業・自営業的な働き方なので、それは当たり前で、時間が多い少ないの給与評価ではなく、成果が出たかどうかの給与評価に来年度から変更してもらう予定です。
<最近、派遣社員やアルバイトなどの非正規社員として働く人が増えています。そのことについて、あなたはどう思いますか?>
非正規社員として働く人が増えること自体は悪いことではないと思っています。実際に、僕の妻は大卒後、カスタマーサポート業務のアルバイト入社から正社員になり、産休を二回とりながらも係長クラスに昇進しました。(現在はカフェで自営業中)なので、非正規社員として働く人が増えることが問題なのではなく、非正規雇用、正社員雇用、ニートであっても、今の自分のステージからどこへジャンプアップするのかという、人生マイルストーンが見えていない、見ようとしていない若年層が多いことのほうが問題だと思います。この問題が拡大している原因のひとつに「部活離れ」があると感じています。社会人になる前の10代で、何かに全力投球し、仲間たちと課題を解決し成長しようとする。サッカーでも野球でもテニスでも吹奏楽でも。何でもいいと思います。失敗経験、挫折経験から成長する。これを10代でやらなければ20代で、次のステップに進めない。今の日本には、10代で全力投球する人の率が下がってきているのではないでしょうか。ちなみに僕は中国大会で二位になった広島県崇徳高校という男子校でラグビー部に所属し、先輩たちのシゴキや厳しい監督の指導、仲間内の競争の中で一所懸命走って来ました。なので、10代の子を持つ親が、子どもがやりたいと思っていることを120%全力投球でやらせる。そのためにも、親自身が、自分の人生を120%全力投球で生きる、その後ろ姿を子どもに見せることではないでしょうか。遠回りに見えても、本質的な解決が今の時代必要だと思います。なので、僕は僕の120%全力投球の生き方を、自分の子どもや、島の子ども、高校生、山口県の大学生に伝え考えてもらう活動を始めています。
<成果主義について、あなたはどう思いますか?>
アメリカのようにチャレンジャーの方が多い国とはちがい、成果主義的な人事制度を強く推進すると萎縮してしまう日本人は多いように感じます。(僕は成果主義が合っていますが。)なので成果を、会社・チーム・個人の3分類に別け、日本人の気質に合うように、個人プレイよりチームプレイで業績を上げることに重きを置く人事制度も良いかもしれません。
<現在の日本人の一週間当たりの労働時間は、10年前と比べて大きく変化しています。「週35時間未満働く人」と「週60時間以上働く人」という両極端の層が増加しており、中間層は逆に減少しています。このことについて、あなたはどう思いますか?>
人生の満足指標が変化していると捉えると問題ではないと思います。経済や生産指数を国全体で増加させることが目的とされるGDP(国内総生産)のみによる国家評価や働き方評価は20世紀の話しかもしれません。サラリーマン40年家族のためと思い働き続けた結果、熟年離婚。これでは、何のために働いて来たのかわからない。これからは、人生や国民の満足指標にGDP的な経済指標だけでなく、ブータン王国のようなGNH(Gross National Happiness〜国民総幸福)も、満足指標に加えることで、人口減少社会やマイナス経済成長社会でも、生き生きとした国になるのではないでしょうか。働く時間数が問題なのではなく、自分の人生時間で、自分のやりたいことにどれだけ時間を投資し、どれだけ成長できたか。どれだけ家族や地域や世の中に良い影響を与え、人生を満足できて死ねるか。国民ひとり一人に、自分の人生の満足指標を持つことが、これからは必要だと考えます。
<新入社員が入社3年以内で離職するケースが3割を超えています。それについて、あなたはどう思いますか?>
僕自身、同じ会社で1年以上働いたことがありませんが、会社員時代は48時間業務・社長宅に泊まり込み業務、新卒入社1ヶ月後に社長へ新規事業提案など、常に120%全力投球してきました。そして今は、家族を養い新規事業で給与以上の売上を上げることに挑戦中です。「入社3年以内での離職」に問題があるのではなく、半年でも1年でも、その間に何を行いどんな成長ができ、どこに進むのか。これを20代で繰り返せば自ずと、腰を下ろして働く場所を見つけたり創れたりするはずです。
<一昨年労働基準監督署に申請された「過労死」は過去最高を記録しました。また「社員の心の病が増加した」と考える企業が増えています。これについて、最も責任があるのは、次のうちどれだと思いますか?>
世の中全体の責任
過労死してしまった方に対して、上司は、妻は、子どもは、友人は、飲み屋の隣席にいる他人たちは、暗い表情の時に思いやりを持ち語りかけてあげたのでしょうか。もっと、まわりにいる人に本音で関わるおせっかいな世の中になるべきだと考えます。僕はファーストフード等で他人の子どもがうるさい時は、「なにさわいどるんか、ここは家じゃないんじゃけえ、こういう店ではしずかにせえ。」とその子の親にも聞こえる声で注意したりします。おせっかいな人が増えると世の中もっとよくなると思っています。
<近い将来、日本では労働人口が減少すると予測されます。今後、私たちの雇用や職場環境は、どうなると思いますか?>
僕が国全体の雇用や職場環境を良くすることは難しいですが、僕の新規事業で雇用を生み出し都会から島へ若者がUターンできたり、フリーペーパー島スタイルや金魚島インターネットTVの事業で、島での多様な働き方を島の10代に伝え考えてもらうことで、10年後に島にUターンする若者が増えたりすることで、僕のまわりの地域、周防大島町くらいは、少し良くすることが可能だと感じています。なので、このような意識で活動する人が全国レベルで増えれば、もっともっと日本は良い国になるはずです。
<あなたが理想と考える働き方はどのようなものですか?労働時間、賃金体系、人事評価システム、仕事と生活とのバランスの取り方などについて、具体的にお答え下さい。その他、働き方についてご意見がありましたら、お書き下さい。>
僕の理想的な働き方と、このメールを読んでいるあなたの理想的な働き方は違うはずです。なので働く全て人が、自分の働き方満足指標をレーダーチャートか何かで持ち、毎年自分で自分を評価できるといいなと思っています。週35時間労働で月給100万が目標でもいいし、週80時間労働で月給20万円が目標でもいいはずです。世の中や法律や会社がルールを決めるだけでなく、自分の働き方のルールと目標を自分で決めることが、今の日本社会には必要です。

















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