「周防大島グリーン・ツーリズムのシンポジウムのポスターデザイン」未来の島づくりレポート 2005年2月1日(月)
さあて、次は、大島ロードレース大会の話題でっす!

周防大島でのグリーン・ツーリズムシンポジウムのポスターデザインを納品です!

みなさん、お久々です。
更新しないうちに、色々、活動したので、
今晩はたくさん発表しますねえ。


まず、グリーン・ツーリズムのポスターデザイン
を納品しました。

完成形のデザインはこんな感じ。
表面裏面

初めて、行政の方とお仕事をさせて頂いて思った事。
もちろん、今回は田布施農林事務所の本所と、大島支所と、
久賀の農林課の方とが主な担当だったので、そこんとこに対する
意見ですよお。

田布施農林事務所の今野良治さん。
大島支所の平田三佳さん。
周防大島町農林課の山本正和さん。

本当に色々お手数おかけしましたが、ありがとうございました。

今野さんは、ぱっと見と違い、すっごく繊細で企画センスの光る
方で、デザインへのフィードバックが的確で助かりました。
気持ちもホットで、自分が大島に関われる間に、NPO法人でも
立ち上げ活動を本格化させて行きたいと語って頂き刺激的でした。
カタチはまだわかりませんが、僕は最大限に協力させて頂きます。

平田さんは、お会いした事がないのに、事務所に初めて僕が来所
した時に、反射的に大野くんだと気づいてくれたほど、芸者もホ
ステスも黙らせる程の、感度の良いアンテナをお持ちで、話しの
要点が絞られていて、ほんと助かります。これからも、的確な島
での立ち居振る舞いについてアドバイスください!

山本さんは、縁の下の力持ち的存在で、決して派手さは多くない
ですが、確実に返答してくれる頼もしい方です。この方が農林課
にいる限り安心できます。出会えてよかったあ。


ひとつ思う事は、農林系は、ひとが良く、あったかく、みかんの
オレンジ色な感じです。最初のパートナーが農林系でよかった。
建設系とかだと、しょっぱなは辛かっただろうなあ。
旧態依然とした感じが抜けていないので。。

うちは土建屋ですが、島のこの業界の仕組みと雰囲気は、
まっこうから否定します。

一番嫌いなのは、未来の周防大島に利益をもたらす費用効果の高い
公共事業を真剣に考え行動していない事です。維持管理費ばかり
かかる道づくりは、そろそろ辞めませんか?

ぶっちゃけ、このままの土建屋業界は時代錯誤だし、アホです。
ぜんぜん、セクシーじゃない。災害復旧は大切ですが、やるなら、
スマトラ沖地震クラスの津波が島を襲った時に、ひとりでも多く
の島民が生き残れるために。を考え抜いた、地域づくりしましょうよ。

島の沿岸20km全域に津波レーダーとカメラを無線LAN経由で
設置して、危険反応があると、全島に通知され、各地域に設置
している大音量スピーカーから自動危険通知音声が流れる。

そしてそれを聞いた島民は、いちもくさんに、普段から用意し
ている貴重品と防災セットをかつぎ、50mの高台や丘へ登れる
整備された防災道を駆け抜ける。

まずは、台風で壊れた道を直すことが大切ですが、それ以上の
リスクを見越した島の防災に土建屋は力になれると思います。

ようは、結局、島のためじゃなくて、自分の会社と従業員の
ために土建屋はあるんです。事実からそう感じます。
それじゃ、価値は半分以下です。

70歳の社長でも100年後の島を本気でイメージしてください。
もし、わかんないなら、僕の意見に耳を傾けてください。
やっぱり大野圭司はカクメイ家になりたいんです。

付け加え、ハードばかりに目を向けるのではなくて、もっと、
ソフトづくりを考えませんか。

周防大島の全農道を使った、全長100km島縦断マウンテンバイク
大会とか、建設業協会の主催で開催しましょうよ。せっかく税金
でつくった島の宝ですから、つくりっぱなしは辞めましょう。

談合は、まだいいですよ。
社会主義的で閉鎖的な島ですから。
富をひとりが独占せず、なるべく分配しようって事であれば。
だからこそ、工事の中身が重要ですよね。

もし僕が町長なら、工事の前と後に事業者からの島民への
プレゼンとディスカッションを必須(もちろん50万くらい予算
つけます。)にします。そして、島民が各土建屋を評価して点数
化してランク付けます。

まあ、工事の前というか、プラン化段階から参加しないとだめ
でしょ。

地域貢献している土建屋となまけている土建屋が明確に
わかるように。

それくらいやらなきゃ、島民へのサービス業の意識を持た
なきゃ、時代の狭間では島のお荷物になるから。

土建屋のお客さんは行政じゃないんです。
島民なんです。
島民の意思と提案なくして、土建屋の商品はいりません。

毎日、僕は今の仕事に怒りっぱなしです。
この違和感を大切に、じっくり解決します。

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