孤独ロード
嵐を呼ぶオトコ。

今の気持ちをみなさんへ。

孤独ロードへのコメントが身にしみました。
吉田さん、はる、ありがとう。

>吉田さん
Stay Free 自由にあるがままにって意味かな。
訳せないけど、いい感じの言葉です。まずは、
自分を自分で雇えるようになります。
カップリングパーティーもしたいですよ。
前々から構想はあります。やりたいことが
ありすぎて、全部、それは儲けにつなげて
いきたいから、慎重な面もある。けど、やります!

>はる
島でもネットでもメールでも、いつもありがとう。
弱気な発言もたまにはあるさ。恋人がいたら、そこ
で弱気になれるんやけど、今は弱気になれる人が
あまりおらんのよ。いや、自分でそう思ってるだけ
かな。おれの存在で島は少しは楽しくなったのかな。
それだったら生きている価値があると思う。後ろには
下がらないよ。前を見て歩いているから。また遊ぼね。

さて。

さっきまで、海猿を見ていて、仙崎が池澤さんの
死でショックを受け、潜水士を続けるかどうか悩
んでいる、その姿に自分を被せて見ていた。

Uターン1年で、想像以上に多くの方々と知り合い
助けてもらい輪ができつつある。その反面、家業
では両親を裏切っている。

けど、父と母のことが好きなんよ。
心から感謝している。

だけど、家族と仕事は別物。
「家族愛」と「会社経営」は相容れてはいけない。
従業員さんに迷惑をかけてはいけない。
経営に船頭はひとりでいい。

大野圭司の人生指針が明確でプライドが高い
から会社という船の船員をしていると、家族
愛とプライドが、ごちゃまぜになって、無理
が出てくる。

父の測量の手伝いをしていて、それはそれで
けっこうおもしろい。手伝えと言われたら手伝う。
けど、本当はそれじゃダメなんよ。

手伝えと言われなくても、自分から学びスキル
アップして、仕事をまかせてもらえるように
せんとダメなんよ。けど、それをしていない。

なぜしていないか。

一流の土木マンになろうとしていないから。
家族愛で仕事をしているから。だから、心の
持ちようを変えようと1年間自分なりに努力し
て来た。

会社で母の理不尽な文句を我慢した事もあった。
我慢できず口論になった事もあった。
朝8時出社に間に合うように起きようとしても、
やる気の問題で起きれない、行動が遅く、いつ
間にか出社時間はルーズになった、家族経営だ
からという甘えで。会社員として失格。
前々から自覚していたし、両親は言いたい事も
あえて言わなかった。

ぼくが出社すると、母は苛ついてストレスが
たまった。カリカリされるから、こちらもス
トレスがたまった。

ぼくと母の経営方針に隔たりがあるから、大野
圭司は会社員として存在を認められる事はない。
モチベーションが低いと、二足のわらじで睡眠
時間3時間だと、仕事中に居眠りをする。ミス
をする。怒られ呆れられる。

怒りで仕事が手につかず、昼過ぎで会社を自主
退社した日もあった。

会社で、仕事の仕方について3人で議論になり
ぼくは不安と不満で心がいっぱいになり、泣い
てしまった事もあった。

だけど、家族で仕事をするという嬉しさもあった。
ほんと、ちっぱけだけど、役所に提出する書類を
エクセルでつくる。ダンプの乗務日報を書く。
冬、測量で手が凍える中、農道を歩く。海上で消
波ブロック測量で、頭がゆらゆらして嫌になった。
夏の現場の休憩時間にアイスクリームを従業員の
みなさんと食べた美味しさ。50kgくらいの型枠
を抱えて歩いたしんどさ。谷のような現場で、祖
父が運転するユンボにぶつけられそうになった。

書けばきりがないくらい1年でも色々と思い出す
事がある。祖父も祖母も父も母も従業員さんも
みんな大好き。

だけど、従業員の大野圭司は、うまくいかない。
これまで二回、クビになった理由が少しわかってきた。

そろそろ、まっすぐ前を見て、一歩づつちゃんと
歩いていかないといけない時期になってきた。

けど、東京から帰って来て本当によかった。
日々、未来に向けて島を歩ける事、そのものが
素晴らしい。

明日も島のドラマを感じよっと。

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