金魚島インターネットTV
“自分のテレビ局をつくろう!”3分番組企画書づくり

NHK広島“ふるさと発 人口減少社会”に3回連続出演!(高瀬耕造アナウンサーと山田一穂キャスター)

9月21日は、植野竹代ことたけぴーの結婚式でした。
式はとっても手作りな感じで、玖珂の周防教会でした。
神父さんのギャグがおもしろかった〜。たけぴー、おさむさんおめでとう!!
披露宴も参加したかったのですが、夕方よりNHK広島で人口減少社会の収録が
あり泣く泣く、岩国から広島へ。

これまでの生放送と違い、収録なので2時間半かけて、しっかりと議論できました。
UIターンの受け入れ側が、どんな人にUIターンしてほしいのか。ターゲットの明確化
と戦略が不足している地域が多いのでないかと意見しました。

短期的には団塊世代を受け入れれば、人口増加や集落の維持が可能かもしれないが、
10年〜20年後には、地域にとって医療や介護等の負担増加になりかねない。
団塊世代とは、時間とお金に余裕のある良質な顧客だと位置づけたほうが、地域
としては収益になるはず。そもそも、30年以上も自分のふるさとから離れ、退職
後にUターンするとしても、その人は“浦島太朗状態”。相当の志と、人としての器
が大きくないと、理想とするUターン生活は厳しいかなと思う。Iターンとなれば、
それは尚厳しく、田舎でスローライフだけを楽しみたいなら、集落から離れた別荘
で暮らした方が良いでしょう。ただ、地域と都会をむすぶパイプになり、都会の
人材を地域にヘッドハンティングするようなポジションは、かなり必要とされて
いるので、地域に帰り、そこで何を貢献できるか次第だと思う。

逆に、20代30代の子育て世代が、過疎地域にUIターンするのは、子どもの減少で
学校統廃合が進む時代でもあり、受け入れ側はとても歓迎するはず。ただ、家族を
食わせる“仕事”、特に雇用される仕事が不足しているので、自営業的な仕事づくり
を想定してUIターンするのがベストでしょう。都会の企業では当たり前でも、田舎
にはないスキルや知識を、UIターンすることで輸入し、それを収入につなげるのが
理想。

ただ、Iターンが加速しすぎると、沖縄の如く(高橋歩が代表するように。)、
地元vsIターンとなりかねないので、まずは、子育て世代の出身者Uターンに、
お金と時間を投資するのが、一番未来につながるはず。

UIターンの受け入れは地域側の戦略が必須だが、それ以上に大切なことがある。
それは、今、その地域で生きているひとたち自身で、その地域の課題を主体的に
解決しようとし、魅力アップを行っているか。魅力をより強く感じる地域に、
人々は暮らしたい。

盆踊りで夜店がなければ、自分たちでやって盛り上げよう。
地域に伝わる歴史や伝統を、自分たちでアレンジしてイベントやビジネスにしてみよう。
自分たちでインターネットを活用して地域外からお客さんを呼び込んでみよう。

自分の身近な課題を、解決するプロセスが人と地域を成長させる。
「誰かがやってくれるじゃろう。」
「どうするんかわからん。」
ではなく、自分の頭で考え人を巻き込み動いてみよう。

今後10年で地域間競争は激化し、20年後には地域が消滅することもあるかもしれない。
周防大島は合併後、民間や個人は未来に危機感を持ちコラボし、様々な挑戦をしている。
だが、周防大島を経営している周防大島町役場は、危機感を感じ行動しているようには
見えない。

常識にとらわれない「はてな」の超オープン経営術を取り入れたような、“へんな役場”
づくりを10年以内に始めたい。(近藤淳也社長は僕と近いニオイを感じる。)

話しは逸れましたが、人口減少社会の番組へのご意見、ご感想をお待ちしています☆
人口減少社会シリーズは、のこり2回。NHK広島から番組皆勤賞を頂けるようにがんばります!

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