
恒例の成功店研究として、今回は、広島基町クレドパセーラに出店している
健康ビュッフェレストラン「野の葡萄」へ、フラワーライフクリエイターの
妻と出かけて来た。
「地域とともに農業の6次産業化を目指す」を理念に、野の葡萄等の健康ビュ
ッフェレストランを全国展開する株式会社グラノ24k(代表取締役 小役丸秀一
氏)は、人口3万人程度の、福岡県遠賀郡岡垣町にある。
グラノ24kは、これまで、NHK「ビジネス未来人」への出演、農商工連携事業
の全国モデルにも選ばれ、年商40億円の、今、日本の地域再生を志す方にとっ
ては、ひとつの注目すべき企業だ。
これからの周防大島は、島の6次産業化を目指し、「島」というひとつの会社
として事業計画を立案し実行していかなければならないのだと、この企業を
眺めていて感じる。周防大島全体で顧客満足の高い客単価を上げられる事業
モデルの構築が、これからリーダーたちには求められるだろう。
さて、グラノ24kの事業モデルで僕が一番関心があるのは、本店「スローリゾ
ートぶどうの樹」だ。
海空間と森空間に、バーベキューレストラン・ブライダル会場・チャペル・
ピザ&ベーカリー・カフェ・ 和食・ソーセージ教室・旅館・お寿司が、
6次産業のディズニーランドのように広がっている。
レストラン等で提供される原材料は、市場で高値で売れない生産物を、地産
地商で貢献したい生産者と連携しているようだ。
では、全国展開している健康ビュッフェレストランの集客だが、1人1,500円
程度で平日のランチタイムの9割が主婦グループ、1割が会社員で、味も良い。

広島にある、その他の健康系ビュッフェレストランと比較してみて、
差があると感じたのは味や接客ではなく、出店先が複合商業施設に
絞っているという点だ。
家賃は高いかもしれないが、年商から予想される投資額と集客の安定
性を考えれば、必然的にそうなるような気がする。
この島に足りないのは、力強くバラエティに富んだ、集客と滞在時間の
長い、“島らしい複合商業施設”だと思う。そして、その他の力強い観光・
集客施設や個別店舗と連携し、島全体でのお客様の滞在時間を伸ばし、
「あれ?もう5時じゃねえ、晩ご飯もどこかで食べて帰ろうか。」
「このスパークリングみかんワインも飲みたいし今日は泊まろうか。」
のような会話が島のあちこちで聞こえ出す事を願ってやまない。
最後にひとつ。余暇や暮らしの消費の先導役は、彼女であったり奥さんで
ある事が多い。であれば、飲食・お土産・宿泊等の開発の部分で、女性主
導があってもいいと思う。
個人的には、これからの活動や事業を企画し運営する過程で、まず、妻の
意見を聞く事を常とし、そして女性が企画段階から参加しやすい仕組みを
つくりたい。
10年後には、もっと、周防大島の表舞台で女性が輝けるように☆
追伸
ちなみに、グラノ24kの「グラノ」はスペイン語で「ぶどうの実」という
意味で、「24k」は純金なので、ぶどうの実をベースに人も店も会社も、
キラキラ輝きたい。という想いが込められているそうです。
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