宮島(厳島)にて町家通り等の観光研究(後編)
2009/09/13
町家通りからトンネルを抜けて千畳閣へ。せっかくなんで入場料を支払い上ってみました。千畳閣は豊臣秀吉が建造途中で死に、つくりかけの木造大経堂です。畳857畳分もあるそうで、このつるつるとした床が、とても気持ちよかった。スリッパははかず素足がおすすめです。この床を見て僕はなんだかなつかしい気持ちになりました。それは、油田小学校の木造校舎の廊下がこんな感じだったのです。毎日毎日僕らは床を乾拭きで磨いて、つるつるピカピカで、スライディングするとどこまでも滑る事のできた、ステキな廊下でした。
できるなら、そんな木造校舎を復活させたいなあなんて夢描いています。
この長い廊下が気持ちいい。海の向こうには廿日市市街が見えます。
我家の三人の子どもたちは、ぶちぶち広い空間が楽しくて走り回っていました。杏と尽はデジカメで色々と撮影していて、何か強く感じるものがあったようです。小さい頃から、色んな場所に一緒に行く事で、センスや感覚は磨かれて行くのかなとあと思います。もっともっと家族で旅したいです。
杏撮影。(ガラスに写ってるよ〜。)
千畳閣から見えた手漕ぎ舟に乗りたくなって、みんなで乗船しました。ガイドのおじさんがソフトに陽気で楽しかったです。大人ひとり800円。体験料としては、体験前はちょっと高いかなあと思いましたが、体験後は妥当な料金設定だと感じています。大鳥居をくぐり海からお参りする。そして、歴史等のうんちくを聞き櫓を漕ぐ体験付き。これを家族でわいわい言いながらできたのは、僕にとっては宮島で一番おもしろかったなあと。
大鳥居のアップ!この距離での撮影は800円払わなきゃ撮れませんね。ちなみに、近くにシーカヤックもけっこういました。周防大島には宮島のような世界文化遺産の鳥居はありませんが、手漕ぎ舟で車や徒歩では行けない秘密の場所へ行くような遊覧があれば、僕自身体験してみたいなと思います。
これは、一度食べてみたかった「揚げもみじ」。不思議食感というキャッチです。普通のもみじ饅頭と比べ、てんぷらのように油で揚げる事で生地が甘く濃厚になっています。例えるなら、アメリカンドッグの生地に似た甘さ。予想以上においしいので宮島に行ったらぜひ!無料のお茶サービスを座敷で食べられるので良いです。
ちょっと気になったのが、町家通りを歩いていたら「宮島 常乙女(とこおとめ)再生工事」とかかれた看板。「夢を・・・かたちに」というキャッチフレーズの堀田建設株式会社が再生工事を行っていました。堀田建設は神社等も建築工事も得意なようで、町家再生にも取り組んでいるようです。どんな建物に再生されるのか楽しみ。またいつか宮島で確認しよっと。
さてラストは、僕の友人が宮島にて宿泊業に挑戦中の「厳妹屋(いつもや)」のご紹介。この日は何も連絡せずにの突然訪問にも関わらず、部屋の中をゆっくり見させて頂きました。二階建ての町家をまるごと借りるタイプの素泊まり町家です。4人だとひとり7,500円〜です。檜のお風呂がぶち気持ち良さそうです。
ひいばあちゃんちをオシャレにリフォームした感じで、日本家屋は本当に落ち着きます。子どもたちも走り回りながら和を感じてもらえたkなあ。菊池さん、厳妹屋(いつもや)の成功を周防大島から応援しています!ご夫婦、そして生まれるお子さまの三人に、また会いに行きますね。
という事で、大野家の宮島観光研究の旅は終わるのですが、こうして近場にある観光エリアを家族で体験・勉強すると、大人同士では感じる事のできない、家族で楽しめるかどうか。というポイントで研究できます。周防大島をゆっくりゆったり家族で楽しんでもらう島にするためにも、全国色々なエリアをこれからも勉強したいと思います。みんな一緒に行こうね!
追伸
ちなみに、この後、アルパークまで足を伸ばしシティー観光。泉谷さんご家族に遭遇し、「ご縁がありますね〜。」という感じでした。その後は、五日市の、おんまく寿司 でお腹いっぱいになってから、天然温泉ゆらゆらで汗を流し帰島しました。