初!キッザニア甲子園
2011/09/24
朝から子どもたち4名を引き連れポートピアホテルから甲子園へ。キッザニアは企業と子どもたちを直結する、事業性の高い社会教育だと感じています。キッザニアはメキシコで生まれたビジネスモデルで、その日本での事業権を住谷栄之資氏が獲得し東京と甲子園で展開されています。住谷氏は、ケンタッキーフライドチキンも同様に展開して来た経緯のある先見性の高い起業家です。
今、杏はキューピーのマヨネーズファクトリーを体験中。マニキュアをしているので事前チェックで手袋をはめる事になりました。各パビリオンのスタッフはキッザニア社員だそうで、それぞれの企業からは時々、視察で社員が来るそうです。企業パビリオン間をスタッフは転々と転職するようで、遠方から通勤する方もいるそうです。
正直、このビジネスプラン最強だと感じています。休日は予約完売し入場制限。平日は休日程ではありませんが学校さんが団体で来場。
企業の社会的イメージアップに留まらず子どもたちをファン化し家族の消費行動を変化させる力があります。子どもたちにとっても社会教育施設としてクオリティが非常に高くスタッフもコミュニケーション研修をよく受けています。
ただ危惧するのは、産業分類が街型にほぼ限定されている事。サービス業、製造業、食品産業が多く、その裏側に一次産業がある事を感じる事ができない。もしかするとキッザニアの繁栄は、島や田舎の衰退を加速させるのかもしれない。子どもたちの職業選択に大きな影響があると思う。
キッザニアのビジネスモデルやセンスを、よく勉強し一次産業やアウトドア産業を別の角度からキッザニア化する事で、まだまだ可能性がある。それと、雇われない生き方、起業家精神を醸成させる社会教育も同時に提供したいと思う。